国宝紹介>「国宝」ってどんなものをいうの？

文化財保護法には、
「重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、
たぐいない国民の宝たるものを国宝に指定することができる」
とされています。
それは、作品を修理したりするための補助金がでたり、
許可された場合以外国外への持ち出しが禁止になるが、
「国宝」に指定されると、国が保護してくれるということ
でもあります。

では、国は、どのようにして「国宝」と決めているのでしょうか？
個々の判定理由としては、さまざまですが、
その文化財の技術がすばらしいものやデザインが優れているもの、
それまでの美術史などを転換させるエポックメイキング的なもの、
今日まで残ったこと自体が奇跡的なものなどが多いです。

また、「国宝」を順にたどっていくと、
日本の美術史の流れが見て取れてとても興味深いものがあります。
「国宝」というととてもかたぐるしい感じがしますが、
その存在感は、他の美術品に比べても圧倒されるものが多いですし、
鑑賞することによって、新たな活力をもたらせてくれます。
そして、その多くが、メジャーな観光地におかれているので、
気楽な気持ちで「国宝」に触れることをお勧めします。